2015/10/11

風博士の瀬戸内ぐるり旅

秋も深くなりみなさまいかがおすごしでしょうか。
風博士の杉山です。

およそ1年半にわたり、肉体労働に励んできました。
現場から学ぶことは、少なからずありました。
しかし音楽からは、確実に遠ざかってしまった。
そこで肉体労働は一旦休憩、久しぶりのツアーを企画しました。

ささやかなものですが、新しく書いた曲も連れていければと思っています。


『風博士の瀬戸内ぐるり旅』
10月17日(土)山口周南 日下医院内 actroom
10月23日(金)岡山 CAFE QINEMA w/島津田四郎
10月24日(土)神戸 カフェふた葉 w/瀬藤友也
10月25日(日)香川観音寺 おかし工房botan
10月27日(火)愛媛松山砥部 泰山窯
10月29日(木)愛媛松山道後 ワニとサイ
11月06日(金)【番外編】大分日田リベルテ w/斎藤キャメル

詳細は風博士の公式サイトをごらんください。
http://kazehakase.jp/

2015/07/09

『だってあの 娘が好きっていったんだもの』発売される

先月末、TheEndライブ&トリビュートアルバム『だってあの娘が好きっていったんだもの』が発売された。



http://www.neonrecords.net/home/%E5%95%86%E5%93%81%E8%A9%B3%E7%B4%B0-the-end-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88/

僕もトリビュート盤に参加している。

ネオンホールの久恵ちゃんから話がきたのが2014年の年末で、締め切りは1ヶ月後くらいであったから、かなり厳しいスケジュールではあったのだが、TheEndのトリビュートとあれば参加しないわけにはいかなかったから、ふたつ返事でOKした。

TheEndは持ち曲がたくさんあって(一体何曲あるのだろう!)、僕のカバーする候補曲もたくさんあったのだけど、久恵ちゃんに「それは杉さんじゃないよね」という曲をチョイスしてもらって(僕は長野では杉さんと呼ばれている)、その中からカバーすることにした。そこでまず挙げられていたのが「となりのレジへどうぞ」であった。

実は「となりのレジへどうぞ」がどうして「杉さんじゃない」のかはよく分かっていない。歌詞の内容だろうか。しかし、こういう感情は男であれば多かれ少なかれあるものだ。特に「君はいつでもお釣りを渡すときに両方の手でこちらの手を包むようにしてくれるけど、それってなんなの?」というくだりなどは秀逸である。僕もよく「それってなんなの?」と頬を赤らめている。櫻井さんの曲は、身近な例でもって、緩やかにしかし力強く、僕たちの心をつかむ。しかも面白い。そして突っ込みたくなる。ときに泣きたくなる。「となりのレジへどうぞ」はその部分がよく出ている曲だ。

カバーするのであれば、僕らしくなければ駄目であろうから、ちょっと早めのボッサ調でやってみる。これで真面目に歌い上げれば少しはTheEndの面白さに近づくことができるのではないだろうか。

実際の出来は是非聴いてみてください。
ネオンレコードのサイトから購入可能です。
あるいは僕からも直接購入頂けます。
欲しい方はメールください。
taku.sugiyama@gmail.com



ちなみに、次点として名曲「あいつの奥さん」のカバーの話もあって、実際にかなりカッコよくアレンジしてみたりしたのだが、ちょっと色々難しすぎて止めた。

ところで上のリンクにあるネオンレコードのサイトの取り扱い店に、鳥取のボルゾイレコードが入っている辺り、さすがは前垣さんだなあ。また前垣さんと飲みたいなあ。

2015/04/03

だってあの娘が好きって言ったんだもの

桜井さんのことを知ったのはもうずいぶん前のことで、15年以上前だと思うから、まだ音楽をやっていない頃のことだ。

当時一緒に住んでいた友人のひとりが長野にあるネオンホールに足繁く通っており、彼女から聴かせてもらったTheEndのテープが最初なのか、それとも別のルームメイトがやっていたバンドがときどきネオンホールに歌いに行っておりその縁で知ったのかはっきりしないが、とにかく、朴訥としているがカントリーブルースへの深い理解と愛情を感じる楽曲とユニークでスパイスの効いた歌詞、そしてそれを絞り出すような歌声に、他にはない存在感と面白さを感じ入って、惚れたのだった。

そのうち僕も歌うようになって、ツアーにも出るようになり、ネオンホールでも歌わせてもらうようになった。そのころには桜井さんとも知己を得ていて、それなりに親しくしてもらった。

ネオンホールで歌わせてもらう度に、桜井さんに共演をお願いしたけれど、なかなか一緒にやってくれない。桜井さんだし、まあ、そうなるだろうと思っていたのでその後もしつこく、それこそ長野に行く度に声をかけ続けたら5回目くらいでようやく共演してくれたりした。

その断られ続けている間にも桜井さんとは会っていて、蕎麦を食べに連れて行ってもらったり、仕事中の桜井さんの昼休憩を共に過ごしたりした。勝手にTheEndファミリーの中の兄貴分として自分を位置づけていた。

結婚した直後、僕たちは長野に仮住まいをしていた。長野に住む=TheEndのライブが見れる!と思ったのだが桜井さんはあまりライブしないし、長野滞在中には結局一回しかライブを見れなかった。しかし一度でも観れてよかった。TheEndのステージには謎の感動があって、僕はさんざん笑ったりひとり突っ込んだりした後に、膝を正して涙する。

そんなTheEndのトリビュートアルバムに参加させていただいた。大変に光栄なことです。勝手なイメージだけど、このトリビュートアルバムのこと、桜井さんはまだ知らないんじゃないだろうか。

2015/01/23

俺ももうここまでか

俺ももうここまでか...

止まらぬ汗を感じながら私は思った。
かれこれもう五分以上、このままの体勢である。

私たち夫婦は映画が好きで、育児に仕事に忙しい日々ではあるが時間をつくってDVDを観賞することを楽しみにしている。いつもパソコンで観ているのだが、流石にそれもどうかということで、良いポータブルDVDプレイヤーがないかと家電量販店に物色しに来たのだった。

久しぶりの休日、子連れで買い物、清く正しいサラリーマン家庭の日常風景。うちにはテレビがないので、たくさん並んだ大きな画面に息子は興奮気味だ。可愛いものである。

それが、何故こんなことになってしまったのか。

買い物中に便意をもよおすのはよくあることで、私は妻にその旨を告げ、トイレに向かった。その家電量販店は二階建てで、二階が売り場、一階の奥まった所にトイレがある。私は心なしか早足で階段を降り、大の方のトイレに入って、誰もいないので思い切り事を済ませた。

さて、ここは家電量販店であるから、トイレはもちろんウオッシュレットである。私はウオッシュレットが好きだ。実は、かなり好きだ。本当は、もうこれじゃなきゃ嫌だ、というくらい好きだ。しかしながら自宅はウオッシュレットではないので、外出先にウオッシュレットがあると少し嬉しい。もちろん、このときも、ウオッシュレットの洗浄ボタンを押した。

・・・・・・・・

きれいさっぱり心地良し、とばかりにストップボタンを押した。がウオッシュレットは止まらない。ん?どうした?ともう一度押す。しかし止まらない。まさか、と冷や汗が出る。まさか、こんなことがあってよいのだろうか。ストップボタンをいくら押してもウオッシュレットが止まらないのである!

そこで冒頭に戻る。
私はもう五分以上、ウオッシュレットの攻撃(すでに攻撃である)にさらされているのであった。

私とてこの五分間を漫然と過ごしていたわけではない。いろいろ、試みた。まず妻に電話した。何をどう説明しようか一瞬迷ったが、そんなことを言っている場合でもなかった。しかし、彼女は電話に出ない。仕方が無いので、立ってみようとしたが、少し尻をあげたくらいでは水は止まる様子もなく、無理をすれば二次災害を起こしかねない。

思いが去来し、思考が巡る。なぜ電話にでないのだ、とか、このまま待てば水切れするのでは、とか、やはり人が来るまで耐えるしかないのか、とか、しかしなぜこんなときに電話にでないのだ、とか、手で水を押さえて立ち上がる作戦はどうか、とか、いやそこまでしなければならないのか、まさにshit!(失礼)、そしてそもそもなぜ電話に出ないのだ。

最初は心地よかったウオッシュレットの温水も、今では殺傷能力すら感じるほどに冷たい水となり、絶え間なく尻を穿ち続けている。

もう無理だ、すでに限界を越えた。どうなってもいいから立ち上がろう、そう立ち上がってやる、いや立ち上がらざるを得ないのだ、すまない涼子、と手を膝にあて頭を垂れたその瞬間、便器のちょうど真下に電源コードがみえたのだった。

ユリイカ!我発見せり!



ある種の爽快感と共に、私は何食わぬ顔で売り場に戻り、店員さんに「ウオッシュレット、壊れてましたよ」とだけ告げ、妻子と合流し、買い物を続けたのであった。のちほど私からの着信の多さに妻が驚いたのも無理はない。そしてその理由に笑いが巻き起こったのも無理はない。

2015/01/15

ライブスケジュール

2015年2月13日(金)
『ByeBye ガケ書房、Hello ホホホ座』
会場:京都市左京区ガケ書房
開場:12:00〜
料金:入場無料
出演:(五十音順、敬称略) 安藤明子、AUX、 オクノ修、風博士、 かりきりん、ザ・ドクロズ、 スズメンバ、長谷川健一、 林拓、ふちがみとふなと、 吉田省念
詳細:http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/


2015年3月22日(日)
『香川廃校グルーヴ』
時間:10時-19時(予定)
場所:香川県高松市塩江町上西甲77(モモの広場内)
チケット:¥3,500(発売開始は1/30を予定しております)
内容:廃校を利用した音楽フェスです。香川県内外の人気飲食店がフードブースに登場。
出演アーティスト(1/8時点公開分、アルファベット順):aglica、aotof、cijima、fatern、風博士バンド、森ゆに、モリシタヨシオ、Rails-Tereo、笹倉 慎介、sonobe nobukazu、tonari session’s、植田 章敬、WATER WATER CAMEL、YeYe 
主催:香川廃校グルーヴ実行委員会
詳細:http://kagawa-groove.com/
★風博士バンド(YeYe、杉山拓、senoo ricky、田辺玄、ミヤタケタカキ、森ゆに)での出演です。


2015年4月5日(日)
会場:大阪阿部野 流流
共演:カーテンズ、他
詳細未定、決まり次第お伝えします