2012/02/07

36歳、免許がない!その2

まずは、教習所選びである。


はじめから、「合宿」と呼ばれるスタイルで免許を取ろうと思っていた。
きけば、「合宿」は教習所に通いで行くよりも短期間で、しかも安価に免許が取れるらしい。
こちとらしがないミュージシャンである、稼ぎは少ない。
それに、ややこも2月末には出てきてしまうから、それほど時間的余裕はない。


普段ならば、安かろう悪かろうだし、のんびりと取得に励みたいものだが、背に腹は変えられぬ、取ってしまえば同じ事、それに、しがないミュージシャンであるからこそ、まとめて通うことも可能なのだ。それで「合宿」にて取得、と相成った。


ではどこに行くか、となるが、これはやはり鳥取がよかろう。
四国香川でお世話になっている友人が、自宅近くの教習所を勧めてくれたが、奥さんが出産したばかりでなにかと忙しい時、なにかとお世話にならなければならないようなこともあるだろうし、遠慮したのだった。


「合宿」の場合、その教習所に本籍がある場合は受け付けられないらしい。あくまで県外のひと対象なのである(これは後々理由がわかる)。


鳥取は妻の地元だが、僕も妻も、本籍地は千葉の浦安になっている。だから合宿に参加することはなんら問題ないはず。市内には三カ所の教習所があり、どこも「合宿」を開催していたが、せっかくなので、妻がかつて卒業したという「鳥取東部自動車学校」に通うことに決めた。


となれば、敵情視察、ではないが、入学前に一度東部自動車学校に行ってみることにした。


そこで、受付のお姉さんに「合宿」について聞いてみると、マニュアル車(以降:MT車)の場合、入学から卒業までの期間は15日間で、その間の宿泊ホテル、朝昼晩の食事はすべて込みで、22万円ということだった。しかも、僕の場合は千葉からの入学となるので、行き帰りの交通費が1万円づつ、計2万円支給されるとこのこと、したがって実質20万円だった。


この安さには驚いた。
通いならば、少なくとも年齢分はかかると方々で脅されいたのであるから。
ただし、その時もらったパンフレットには、こんな注意書きがあった。
「22万円保証は30歳まで」。


要するに、31歳以上の人は、仮免試験・仮学科試験とやらに落ちてしまったら、予定が延びるので、その後の宿泊食事はすべて自腹でいかなければならない、とのこと。


実は、16歳のとき、原付の免許を取得したことがあった。

その時は全く勉強せず、教習所がやっている早朝の講習だけ受けて試験に挑んだが、見事合格であった。技能講習の方は、千葉には珍しい大雪で、まあ今回はしょうがないから各自やってください、ということになり免許をもらった。

そのときの感覚があり、仮免試験というのがなんのことかは全く分からなかったが、まあ、なんとかなるだろう、楽勝さ、と思っていた。


そう、正直、高をくくっていたのである。

全く、なめていたんである。。。


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